SLAM DUNKをさくっとレビュー

  • URLをコピーしました!

この記事ではSLAM DUNKがどういうマンガか、レビューを交えて紹介したいと思います。

先にこのマンガの個人的な採点だけ述べると「 10点 / 10点満点 」でして、人生で何作出会えるかというレベルで面白いと思っています。

残念ながら本作は電子書籍化されておらず、少年ジャンプ+といったアプリでも読むことができません。紙の単行本でしか読めないので少しハードルが高いのですが、最初は友人知人に借りてでも読んで欲しい傑作です。

目次

SLAM DUNKの基本情報 & あらすじ

【基本情報】

  • 作者:井上雄彦
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ ( 集英社 )
  • 巻数:全31巻 ( 1990 – 1996 ) / 完全版24巻 / 新装再編版20巻
  • 累計発行部数:1億7000万部
  • 1巻あたり平均:548万部 ( = 1億7000万部 / 31巻 )
  • Wikipedia: Wikipediaのイメージアイコン

マンガ賞受賞歴 & 映像化歴

  • 1993年:TVアニメ ( 制作:東映 / 1993秋 – 1996冬 10クール )
  • 1994・1995年:アニメ映画1作目~4作目 ( 制作:東映 )
    • 備考:1994年3月 / 7月 / 1995年3月 / 7月に東映アニメフェアとして他作品と抱合せで劇場公開
  • 1994年:小学館漫画賞少年部門
  • 2006年:日本のメディア芸術100選マンガ部門
  • 2022年:アニメ映画5作目 ( 監督:井上雄彦 / 制作:東映 )
    • タイトル:THE FIRST SLAM DUNK ( 国内興行収入100億円越え )

湘北高校に入学した桜木花道は、中学時代は近隣に名を轟かせる不良少年だった。入学後、同じ高校に通う赤木晴子にバスケット部への入部を勧められる。それまではバスケットボールに興味のなかった花道だったが、晴子の関心を得るためバスケットボール部に入部をする。湘北高校はバスケットボール界では無名だったが、才能を持ったキャプテンで晴子の兄でもある赤木剛憲がいた。また、中学時代に名を上げた流川楓が入部してくる。休部していたメンバーも加わり、湘北高校バスケットボール部は高校バスケットボール界で最も権威のあるインターハイを目指し動き出すのだった。

マンガペディアより

SLAM DUNKは言わずと知れたジャンプ黄金期を支えた看板作品です。北斗の拳以降のジャンプ看板作品はバトルマンガばかりなのですが、その中で唯一スポーツマンガながら大人気を博しました。

同時期のDRAGON BALLが全世界で人気なのに対して、このSLAM DUNKは特にアジア圏で絶大な人気を誇ります。THE FIRST SLAM DUNKの海外興行収入のニュースを見て驚かれた方も多いのではないでしょうか。

井上雄彦自身が監督を務めたこの映画は大ヒットしまして、往年のファンはもちろん、新規のファンにもアプローチできました。1週間限定ではありましたが、小中高生が500円で見られたキャンペーンは素晴らしい宣伝だったと思います。

あわせて読みたい
【2024年最新】マンガの1巻あたり平均部数ランキング!100万部超え作品を集めて比較してみた マンガの「1巻あたり平均部数」ランキングにしました。少ない巻数でも一気に売れたマンガが上位にくるのが特徴です。本記事では100万部超えの作品を集めて比較しました。
あわせて読みたい
週刊少年ジャンプの歴代看板作品をまとめてみた 週刊少年ジャンプの歴代看板作品をまとめました。「読者人気」と「編集部のプッシュ」が合わさって初めて看板作品になります。狭き門をくぐり抜けた出世作は14作品でした。

SLAM DUNKのレビュー

あくまで個人的な採点ですが、「 10点 / 10点満点 」です。

SLAM DUNKには本当に魅力的なキャラクターが揃っていて、主人公・チームメイト・友人・ライバルチーム・敵味方の監督陣まで、その全員が個性的です。

カッコいいヤツ、面白いヤツ、変なヤツ、とにかく色んなキャラがいます。その中でも主人公チームのスタメン5人のキャラバランス ( 凸凹ぶり ) は素晴らしく、もしSLAM DUNK好きがいれば誰推しか話すだけで盛り上がれます。

THE FIRST SLAM DUNKは大ヒットしましたが、SLAM DUNK最大の魅力であるキャラクター描写はかなり薄かったです。映画という尺制限の中で、何を描いて・何を端折るかという判断は仕方のないことではありますが…。

山王戦の試合展開・ストーリーは神がかり的ですが、この点は映画でも再現されていました。しかし湘北の5人それぞれの見せ場は淡々としていましたので、映画からの新規ファンには絶対にマンガの山王戦まで読んでほしいです。

SLAM DUNKを読む方法

紙と電子のイメージ図 ( 紙の本の上にタブレットが置いてある )
  • 紙の単行本

でしか読むことができません。SLAM DUNKは電子書籍化されておらず、集英社公式の少年ジャンプ+といったアプリでも読むことができません。

井上雄彦と言えば、SLAM DUNK・バガボンド・リアルですが、このうち電子書籍になっているのはリアルのみです。他作品もいつか電子書籍化されてほしいですね…。

あわせて読みたい
【紙から電子へ】マンガのプラットフォームのちょっとした考察 電子書籍で読めないマンガというのも一定数存在します。これはマンガ市場が今まさしく過渡期だからです。紙・電子それぞれ異なるプラットフォームとして捉えて、少し考察してみます。

SLAM DUNKの単行本一覧 ( 表紙一覧 )

3大出版社を連想させるイメージ図 ( 本が3冊平積みされている )
  • オリジナルの単行本 / 紙:1991 – 1996年刊行
  • 完全版 / 紙:2001 – 2002年刊行
  • 新装再編版 / 紙:2018年刊行

本作は最初に出た単行本以降、完全版・新装再編版で再版されています。

2000年代は完全版ブームで名作が次々刊行されていきましたが、実はSLAM DUNKが完全版ブームを作りました。非常に売行き好調で、他作品のフォロワーが続いたという構図でした。

最近は表紙を描き直し、話の区切りに合わせて巻構成を再編した新装再編版も人気ですが、その流れもSLAM DUNKがはしりです。

SLAM DUNKを始めて読む方が買うなら、新装再編版がオススメかと思います。表紙が美麗で、値段も完全版より手ごろ ( 約半額 ) です。

本作が気に入り、コレクター用としても揃えたい方には完全版もオススメです。大判サイズでカラーも再現されていますし、キャラ一人表紙で最近のトレンドに近いです。

オリジナルの単行本 / 紙:1990 – 1995年刊行

2巻以降はこちら

完全版 / 紙:2003年刊行

2巻以降はこちら

新装再編版 / 紙:2014年刊行

2巻以降はこちら

紙の単行本でしか読めないのは少しハードルですが、是非「SLAM DUNK」を読んでみてください。

以上です!

あわせて読みたい
このブログのオススメ記事まとめ 本ブログのオススメ記事をまとめました。どれかの記事が検索に引っかかってお越しになった方々に、他の記事にも興味を持っていただくきっかけになってくれれば嬉しいです。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次