ヒカルの碁をさくっとレビュー

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この記事ではヒカルの碁がどういうマンガか、レビューを交えて紹介したいと思います。

先にこのマンガの個人的な採点だけ述べると「 9点 / 10点満点 」でして、ほぼ満点です。9点以上はこの上なく面白いと思った作品ばかりです。

集英社公式マンガアプリ「ゼブラック」「少年ジャンプ+」なら無料で読めます ( ゼブラックは最終3巻分、ジャンプラは11巻以降は有料です ) 。

目次

ヒカルの碁の基本情報 & あらすじ

【基本情報】

  • 原作:ほったゆみ / 作画:小畑健
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ ( 集英社 )
  • 巻数:全23巻 ( 1999 – 2003 ) / 完全版20巻 / 文庫版12巻
  • 累計発行部数:2500万部
  • 1巻あたり平均:108.7万部 ( = 2500万部 / 23巻 )
  • Wikipedia: Wikipediaのイメージアイコン

マンガ賞受賞歴 & 映像化歴

  • 2000年:小学館漫画賞少年部門
  • 2001年:TVアニメ ( 制作:ぴえろ / 2001秋 – 2003春 6クール )
  • 2003年:手塚治虫文化賞新生賞

ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…。

集英社HPより

ジャンプの黄金期と言えばDB・スラダン・幽白の連載が重なっていた90年代前半かと思いますが、ワンピ・ハンタ・NARUTO・BLEACHが揃っていた00年代前半の連載陣はそれに次ぐクオリティだったと思います。

ヒカルの碁は、そんな00年代前半のジャンプを支えた柱の一つでした。

水曜日にはジャンプアニメリレーがありまして、テレ東系列で シャーマンキング ⇒ テニスの王子様 ⇒ ヒカルの碁連続で放送されていました。当時のジャンプ人気が伺えます。

そんなジャンプ充実期に連載されていたヒカルの碁ですが、囲碁ブームを巻き起こすほどの人気ぶりでした。孫が急に囲碁を教えてと祖父にねだる構図が日本全国で多発していました。

今プロで活躍されている棋士にも、碁を始めるきっかけはヒカルの碁だったという方も多いそうで、囲碁界に多大な貢献をした作品です。

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ヒカルの碁のレビュー

あくまで個人的な採点ですが、「 9点 / 10点満点 」です。

ヒカルの碁はストーリー・キャラクターどちらも素晴らしいです。ヒカルというのは主人公なのですが、その成長を23巻という尺で描き切っています。

物語は非常にテンポよく進み、ヒカルの成長を描き切ったところでスパッと完結します。完結後も物語は続くという余韻を残しつつ、これ以上続くとダレるかもなぁというところで、本当にスパッと終わる。

ヒカルは碁の初心者ですが、メキメキと碁の実力を付けていきます。その実力に応じてより高レベルな囲碁コミュニティへと舞台が次々移っていくわけですが、その先々で出てくる新キャラはみんな本当に魅力的です。

その魅力的なキャラの中でも一番外せないのが、ヒカルに取りつく1000年前の碁打ちの幽霊である佐為です。本作はバディものでもありますね。バディものは大体泣けますが、本作も例にもれずしっかり泣けます。

「囲碁」を知らなくても全く問題なく面白いです。ただ、20年以上前の囲碁マンガとなると今の中高生は読まなさそうですよね…。リブートのアニメ化などでまた注目されてほしいと常々思っています。

ヒカルの碁を読む方法 ( 無料で読めます )

紙と電子のイメージ図 ( 紙の本の上にタブレットが置いてある )
  • ゼブラック ( 集英社の公式マンガアプリ① )
  • 少年ジャンプ+ ( 集英社の公式マンガアプリ② )
  • 電子書籍
  • 紙の単行本

以上の方法で読むことができます。「ゼブラック」か「ジャンプラ」からでしたら、無料で読めるのでオススメです ( ゼブラックは最終3巻分、ジャンプラは11巻以降は有料です ) 。

電子書籍化もされていますので、そちらもオススメです。「ゼブラック」や「ジャンプラ」ですと一日に読める話数に上限があるため、手っ取り早く電子で揃えてしまうのも手です。

紙の単行本は、本作がよっぽど気に入って何度でも読み返したいという方にオススメではないでしょうか。

ヒカルの碁の単行本一覧 ( 表紙一覧 )

3大出版社を連想させるイメージ図 ( 本が3冊平積みされている )
  • オリジナルの単行本 / 紙・電子:1999 – 2003年刊行
  • 完全版 / 紙:2009 – 2010年刊行
  • 文庫版 / 紙:2012年刊行

本作は最初に出た単行本以降、完全版・文庫版で再版されています。

完全版は超美麗な表紙が目を引きます。本作は画が本当に素晴らしいので、大判でかつカラー収録されている完全版には特に価値があると思います。ただし、絶版のため今入手しようとすると中古になってしまいますが…。

完全版というのはコレクターアイテムなので中古しかないというのは痛いです。万が一リブートのアニメ化などが実現した際には、お願いですから重版してほしいです。

オリジナルの単行本 / 紙・電子:1999 – 2003年刊行

2巻以降はこちら

完全版 / 紙:2009 – 2010年刊行

2巻以降はこちら

文庫版 / 紙:2012年刊行

アプリでも電子でも紙でも、どの形態でもよいので、是非「ヒカルの碁」を読んでみてください。

以上です!

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