寄生獣をさくっとレビュー

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この記事では寄生獣がどういうマンガか、レビューを交えて紹介したいと思います。

先にこのマンガの個人的な採点だけ述べると「 10点 / 10点満点 」でして、人生で何作出会えるかというレベルで面白いと思っています。

講談社公式マンガアプリ「マガジンポケット」「コミックDAYS」なら無料で読めます ( マガポケは最終3話分、DAYSは最終話のみ有料です ) 。

目次

寄生獣の基本情報 & あらすじ

【基本情報】

  • 作者:岩明均
  • 掲載誌:モーニングオープン増刊 ⇒ 月刊アフタヌーン ( 講談社 )
  • 巻数:全10巻 ( 1988 – 1995 ) / 完全版8巻 / 新装版10巻 / 文庫版8巻
  • 累計発行部数:2500万部
  • 1巻あたり平均:250万部 ( = 2500万部 / 10巻 )
  • Wikipedia: Wikipediaのイメージアイコン

マンガ賞受賞歴 & 映像化歴

  • 1993年:講談社漫画賞一般部門
  • 1996年:星雲賞コミック部門
  • 2006年:日本のメディア芸術100選マンガ部門
  • 2014年:TVアニメ ( 制作:マッドハウス / 2014秋 – 2015冬 2クール )
  • 2014・2015年:実写映画前編・後編 ( 主演:染谷将太 )

イヤホンを付けたまま眠っていた高校生の泉新一は右腕の皮膚から進入した奇妙な生物に右手を乗っ取られ、その寄生生物と共生関係になってしまう。言葉を話す右手の寄生生物はミギーと名乗る。連日テレビで報道されている猟奇的な殺人事件が、ミギーと同族のパラサイトの仕業と知った新一は否応なしにその騒動の渦中に巻き込まれて行く。

マンガペディアより

寄生獣は岩明均の連載2作目の作品で、アフタヌーンの看板を張った作品です。連載中には講談社漫画賞を受賞し、連載後には優れたSFマンガに贈られる星雲賞を受賞しています。

長らく映像化されなかったのですが、連載終了から約20年後に権利関係がようやくクリアになり、TVアニメと実写映画が製作されました。

世間での認知が高まったのはちょうどこの時期でして、それまではマンガ好きに評価されている隠れた名作というポジションでした。元々1300万部売れていた本作ですが、映像化効果 & その後のジワ売れで今では2500万部です。

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寄生獣のレビュー

あくまで個人的な採点ですが、「 10点 / 10点満点 」です。

寄生獣の魅力は何といってもストーリーです。単行本1~2巻分くらいの尺のエピソードを順々に消化していくような構成になっているのですが、一つ一つのエピソードの完成度がとにかくすごいです。

作者によるとまず描きたいシーンが浮かび、次にそのシーンに至る展開を考えるそうでして、実際各エピソードのクライマックスはどれも鳥肌必死のシーンばかりになっています。

またエピソード同士のつながりも本当に素晴らしく、主人公である新一はエピソード毎に徐々に変化していきます。その変化は危うくハラハラもさせられますが、それがこのマンガの魅力になっています。

特に物語の最終盤で新一が決める「ある選択」は、それまでの展開全てを経た新一だからこそ説得力があり、出色のシーンになっています。最終巻読後の余韻は言葉では表現できません。是非ご自身で確かめていただきたいです。

ちなみにこのマンガは、少年マンガのようにバトル展開が多いのも特徴です。それでいて少年誌にはない重いテーマも味わい深く、これまでジャンプしか読んでこなかった中高生にこそ読んで欲しいと思っています。

寄生獣を読む方法 ( 無料で読めます )

紙と電子のイメージ図 ( 紙の本の上にタブレットが置いてある )
  • マガジンポケット ( 講談社公式マンガアプリ① )
  • コミックDAYS ( 講談社公式マンガアプリ② )
  • 電子書籍
  • 紙の単行本

以上の方法で読むことができます。「マガポケ」か「DAYS」からでしたら、無料で読めるのでオススメです ( マガポケは最終3話分、DAYSは最終話のみ有料です ) 。

電子書籍化もされていますので、そちらもオススメです。「マガポケ」や「DAYS」ですと一日に読める話数に上限があるため、手っ取り早く電子で揃えてしまうのも手です。

紙の単行本は、本作がよっぽど気に入って何度でも読み返したいという方にオススメではないでしょうか。

寄生獣の単行本一覧 ( 表紙一覧 )

3大出版社を連想させるイメージ図 ( 本が3冊平積みされている )
  • オリジナルの単行本 / 紙・電子:1990 – 1995年刊行
  • 完全版 / 紙:2003年刊行
  • フルカラー版 / 電子:2014年刊行
  • 新装版 / 紙:2014年刊行
  • 文庫版 / 紙:2014 – 2015年刊行

本作は最初に出た単行本以降、色んな形で再版されています。

2000年代は完全版ブームで名作が次々刊行されていきましたが、寄生獣の完全版もその頃に出ました。その後は2014年の映像化のタイミングで、新装版と文庫版も刊行されました。

今から紙で揃えたい方には完全版がオススメかと思います。大判サイズでカラーも再現されていて、作者のインタビューも収録されています。

オリジナルの単行本 ( 電子書籍化 ) :1990 – 1995年刊行

完全版:2003年刊行

フルカラー版 ( 電子書籍 ) :2014年刊行

新装版:2014年刊行

文庫版:2014 – 2015年刊行

アプリでも電子でも紙でも、どの形態でもよいので、是非「寄生獣」を読んでみてください。

以上です!

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