マンガの累計発行部数を巻数で割った「1巻あたり平均部数」のランキング記事を上げてきました。
しかしマンガによっては文庫版や完全版など色んな形態での再版が行われていたり、続編が出ていたり…
算出方法に悩むシーンがありました。
そこで、どういうポリシー・考え方で「1巻あたり平均部数」を算出したかをまとめておきます。
再版の扱い ( 文庫版や完全版など )
↑ の画像の通り、本来は再版ごとに「1巻あたり平均部数」を算出し、それらを合算する算出方法があるべき姿だと思います。
ただし、累計発行部数はあらゆる再版形態で発行された総部数として発表されることが一般的です。再版形態毎の内訳は教えてくれません。
そこで ↓ の画像の通り算出することにしました。
このような算出方法とすることで、本来あるべき数字以上に過大評価することなく「1巻あたり平均部数」を算出することができます。
なお、再版しているほど累計発行部数を稼ぐ機会が増えて有利になるという意見もあるかと思います。
しかしこの意見に関しては、 再版されるほど人気な作品と捉えて目をつぶります。 ( そうしないと算出できない )
また、発表される累計発行部数が作品によって「国内のみ or 全世界」で異なっていたり、「紙書籍のみ or 電子書籍含む」で異なっていたりしますが、この辺も目をつぶっています。
続編の扱い
例えばカイジ・バキといった作品は連載途中でタイトルを変え、巻数をリセットしていますが通算巻数で「1巻あたり平均部数」を出すべきかと思います。
一方で、クローズとWORSTは別作品として扱いたいと考えました。 ( あくまで個人的な感覚ですが )
両者に対する印象の違いは何から生まれているのか、、、というわけで整理してみました。
カイジシリーズ | クローズ / WORST | |
---|---|---|
タイトル | 同一 ( 必ず「カイジ」を含む ) | 異なる |
主人公 | 同一 | 異なる |
作者 | 同一 | 同一 |
以上の通り、「タイトル・主人公・作者」という観点で整理したときに全て「同一」となると「同じ作品の続編感」が強く出てきます。
一方で、これらが「異なる」場合は「別作品感」が出てきます。
したがって、 「タイトル・主人公・作者」が全て「同一」な場合にのみ通算巻数を用いて「1巻あたり平均部数」を算出することとします。
そうなると、例えばるろうに剣心 北海道編・金田一37歳の事件簿などは通算巻数に含めて算出することになります。
最後に
「1巻あたり平均部数」を算出するにあたってのポリシー・考え方をまとめました。
自己満足なところもありますが、算出方法にこだわってランキング記事を作成していますので、その辺が伝わればうれしく思います。
以上です!